日本初の7万人超コンサート、吉田拓郎が限界まで歌い続けた12時間の結末「吉田拓郎は疲労困憊で一歩も動けません」
4月5日で80歳となる吉田拓郎。フォークソングだけでなく、日本の音楽シーンを変えた彼が、かつて「すべての観客が同じ時間を共有するコンサート」を夢見ていたことをご存じだろうか。その思いから生まれたのが、1975年に静岡・つま恋で開催された伝説のオールナイトライブだった。
1箇所に全員が集まって同じ時間を共有することは出来ないか
ボブ・ディランのように、全国各地から大勢の人たちが集まるようなコンサートをしたい。
吉田拓郎がそう思ったのは、1974年の秋のこと。
1971年に中津川で催された『第3回全日本フォークジャンボリー』への出演を機に、吉田拓郎は多くの若者たちからの支持を集め、ラジオ・パーソナリティとしても人気を博していた。
1970年6月『イメージの詩/マークII 』でデビューした吉田拓郎。写真は『GOLDEN☆BEST 吉田拓郎~Words & Melodies~』(2011年5月18日発売、Sony Music)のジャケット
すべての画像を見る
コンサートで各地を巡ったり、同会場で連続公演をしたりという日々の中で、1箇所に全員が集まって同じ時間を共有することは出来ないかと考え始める。