「このまま行ったら衰退ですよね」
――中道執行部は交代しましたが、そうした認識を持つように変わるでしょうか。
変わりづらいでしょうね。僕も(選挙に)落ちていて偉そうに言える立ではありませんが、(旧立民の当選者は)どんなに制空権を失っても勝てるという地上戦で強い人が生き残ったわけで、そうなると「結局頼りになるのは地上戦」みたいな話になりかねない。
野田さんが相変わらず「ガチンコで負けたつもりはない」みたいなことを言っているし。このまま行ったら衰退ですよね。
もちろん(自民党と)大きな資本力の差がある中で空中戦を展開するのは難しいんですけど、当面は「ド真ん中で全部取る」とか言わずに、一定程度コアなファンを固める空中戦をした方がいい。そういう意味では「真ん中・左寄り」という本来の立ち位置に戻らないと相当厳しいと思います。
で、実は「真ん中・左寄り」はすごく空いてる(他党が入ってきていない)ところだからそこに特化したらいいと思います。エモーショナルなことも言いやすい立場ですよね。立民の立党の精神みたいな、「寄り添おう」「一緒に豊かになろう」みたいな感じでね。
――「真ん中・左寄り」は公明党が一緒になっている状態で可能でしょうか。
率直に言ってわからないですが、訴え方次第だと思います。
(旧立民の)「真ん中・左寄り」のレフトは今までは戦争反対、安保法反対、9条守る、みたいなことを訴えていましたが、これからはむしろシングルマザーや非正規雇用とか、社会のメインストリームから外れてしまった人をちゃんと守っていきますよっていう事を訴えるべきだと思います。そういうレフトだったら公明党さんともできるかもしれない。
そこは立憲も今までのレフトの意味をちょっと変えた方がいいでしょうね。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
米山隆一/よねやまりゅういち
1967年9月8日生まれ。医師で医学博士。弁護士資格も持ち第一東京弁護士会所属。自民党、日本維新の会、民進党を経て2016年の新潟県知事選挙に無所属で出馬し当選。21年の衆議院選挙で当時の新潟5区から無所属で出馬し当選、22年に立憲民主党に入党する。24年衆院選では区割り変更後の新潟4区から出馬し当選。憲法審査会理事などを務めた。今回衆院選では中道改革連合公認で出馬したが小選挙区で落選し比例復活もならなかった。













