床に横たわる女性の上に覆いかぶさる元王子の痴態写真

アンドルー元王子はジュフレーさんとは会ったこともないと疑惑をメディアに否認してきた。しかしその態度も続けられなくなる。

「2019年にエプスタイン元被告が自殺した後、ジュフレーさんは米国でアンドルー元王子に損害賠償を求める訴訟を起こしました。その後双方は大筋で和解したと発表し、アンドルー元王子は22年に軍の名誉職を返上しました。否定しきれなくなった形です。

その後ジュフレーさんは昨年4月に自殺し、半年後に手記が出版されました。そこには、エプスタイン元被告とアンドルー元王子が彼女や他の複数の少女に乱交を強いるなど、性的虐待を繰り返し受けていたことが綴られていました」(同)

この手記の出版後、チャールズ国王は弟から王子の称号と爵位を剝奪し、ウィンザー城内の公邸からも退去させた。それでも英メディアによれば王位継承権は失われず、その順位は8位だという。

チャールズ国王(共同通信社)
チャールズ国王(共同通信社)

性犯罪処罰を逃れたかに見えたアンドルー元王子だが、エプスタイン元被告との関係をなかったことにできるはずもない。

「かねてから米トランプ政権に公開圧力が高まっていたエプスタイン文書が1月に公開されると、床に横たわる女性の上に覆いかぶさるアンドルー元王子の痴態を写した写真の存在がすぐに伝えられました。

さらにアンドルー氏が英国の貿易特使を務めていた2010年に、訪問したベトナムやシンガポールなどに関する機密扱いの報告書をエプスタイン元被告に見せ、情報を渡していた内容が書かれたメールなどがあったと米メディアが報じていました。今回逮捕容疑はこの機密漏えいとみられます」(ネットメディア記者)

親密な関係だったこの2010年、エプスタイン元被告はアンドルー元王子を『公爵』と呼びながら26歳のロシア人女性を引き合わせると伝えているメールも送っていたとBBCは報じている。

さらにエプスタイン元被告はアンドルー元王子の元妻とも近い関係にあり、15年間にわたって経済的支援を受けた可能性がある。この元妻は同じ2010年、エプスタイン元被告に対し、「あなたの寛⼤さと優しさへの愛と感謝は⾔い表せない。あなたの役に⽴ちたい。結婚して」などとメッセージを送っていた。

エプスタイン元被告(米司法省エプスタインファイルより)
エプスタイン元被告(米司法省エプスタインファイルより)

弟とその元妻もエプスタイン元被告と強く結びついていたことを否定できなくなったチャールズ国王は、アンドルー元王子が逮捕されたとの報道を受けたコメントで捜査当局に「全面的な支援と協力を惜しまない」と強調。捜査は適切に進んでいるとも表明した。