「仮面うつ病かも…」と診断され

「もしかしたら、明日仕事がなくなるんじゃないか?という不安が常にありました。はるな愛さんやIKKOさんなど、尊敬するオネエの先輩方がいて、『言うよね〜』とか『どんだけ〜』ってフレーズがあるけど、自分には何一つ武器がなかった。

本来の自分は人見知りなのに、仕事中はとにかくトークに入っていこう、と無理して自分を偽っていました」

テレビ出演が落ち着いた2022年にはMiss International Queenに日本代表として出場し、The Best National Costumeで世界一を獲得した。

「これは初めてお話しするんですけど…。大会が終わった後、日本に帰って来てから精神的に辛くなってしまって。燃え尽き症候群なのかな。とにかく人と会えない、しゃべれない。1週間以上家に引きこもって、誰の連絡も返せなかった。

その後身体の半分が動かなくなり、ベッドから起き上がれなくなってしまったんです。最初は寝違えを起こしたかな?と思って針治療やマッサージに行きましたが原因はわからず。

そんな時、友人からメンタルクリニックをすすめられ受診したところ、仮面うつ病(身体の不調が前面に出て、気分の落ち込みといううつ症状が隠れてしまううつ病の一種です。)かもしれない、と診断されました。

最初はとまどいましたが病気を受け入れた結果、楽になって前に進めましたが、2年くらいは苦しんでいました。今は完全に治っているのかと聞かれればそうじゃないかもしれない。けれど、向き合うことで精神的にも回復して、今は元の私に戻り誰かこの口、黙らしてくれへん?てくらいしゃべっています」

インタビューに応じるゆしん
インタビューに応じるゆしん

得意のトークを生かし、現在は講演会に招かれることも多くなった。

「自分では、私の人生って語れるほどのものではないと思っていたんですが、聞いてくれた方から波瀾万丈で面白いと言ってもらえるのことが多くなって。前回の講演会はトークは2時間、ゆしんワールド全開でもう、このまんま。ほぼ映画一本分の時間なのに、誰一人帰らず真剣に話を聞いてくれてあっという間でしたね。

私は特に頑張ってきたわけでもないし、運とタイミングに恵まれていただけなのに、今の若い人たちにこんなに話を聞いてもらえるというのは自分にとっても新たな発見でしたね」