高校3年生のときに家出をしたことも…
事件が起きたのは11月3日深夜。東京都世田谷区の集合住宅内にある自宅で、鈴木容疑者が刃物で優愛ちゃんの頚部や腹部を切りつけるなどして殺害した容疑がもたれている。4日午前6時40分に、鈴木容疑者は「ごめんなさい、私は死ねなかった。赤ちゃんをやった」と自ら110番通報をした。
調べに対して、鈴木容疑者は容疑を認め「夫と離婚の話が進んでおり、親権を取られるぐらいなら娘を殺して自分も死のうと思った」と供述している。
鈴木容疑者は、骨が変形したり骨が弱く折れやすくなる先天性の難病「骨形成不全症」だった。過去に受けたインタビューによると、歩くことができず、医療関係者も「携帯が足の上に落ちただけでも骨が折れることもある。車椅子生活を余儀なくされる」と解説したという。
しかし鈴木容疑者は障がいにめげることもなく、逮捕前は車椅子生活をしながら新宿のキャバクラに勤務したり、「内藤沙月」の名前でYouTubeに「【車椅子女子】遊びに行く日のMorningRoutine♡(86万回再生・2025年11月7日時点)と題した動画をあげるなど、インフルエンサーとして活動していた。
また、SNSではInstagramを中心に、
<ご報告、実はこのたび、ママになりました>
<本日に入籍致しました>
などと、毎日の出来事を発信し続けていた。
2019年10月にアメリカ発のニュースメディア「BuzzFeed」から受けた取材で自身の経歴をについて、
「小学5年生から高校卒業まで、特別支援学校に通った。しかし、特別支援学校に入学する以前からの、唯一の友達の紹介でしか、友達の輪が広がらなかった」
と振り返っている。高校3年生のときには障がいが原因で親ともめたことで、夜中に荷物をまとめて“家出”したことも明かし、高校卒業後は医療事務に携わりたいと医療系の専門学校へ入学したようだ。













