「鬼のかく乱!?の巻」(ジャンプ・コミックス第23巻収録)
今回は、風邪が大流行する中でひとり元気な両さんが、ふとしたことから食堂の店主の代わりに料理を作るハメになるお話をお届けする。
世間ではもちろん、派出所内でも風邪が大流行中だが、両さんだけはピンピンしている。部長からはすかさず「バカは風邪ひかんというが……」などと言われてしまうが、これは日本のことわざのひとつで、「バカは風邪をひいても自覚しない。なぜならバカだから」という、からかいや嫌味の意を込めて使われることが多い。
もっとも屁理屈をこねれば、「健康的な身体と大らかな性格の持ち主はストレスをためにくいので病気になりにくい」と言えないこともない。
両さんの場合は実際に、大らかな(大ざっぱな)精神と頑強すぎる肉体、そして体内に侵入したさまざまな病原体をたちどころに退治する特異な免疫機能を持っている。そのあたりの秘密を知りたい方には「秘薬リョーツGPXの巻」(ジャンプ・コミックス第70巻収録)をお読みいただきたい。
ちなみに本作のタイトルにある「鬼のかく乱」は、漢字でつづると「鬼の霍乱」となる。普段は鬼のように頑強な人が、珍しく病気にかかることを指す。なお霍乱とは、日射病や暑気あたりのような、急に起こる体調不良のことだ。
つまり本作では、鬼並みの肉体を持つ無敵の両さんが、ついには病気にかかることに……?
なお、本作には風邪のほかに、「リンゴ病」というキーワードが登場する。ヒトパルボウィルスB19に感染することで風邪に似た症状が出るとともに頬にリンゴのような紅斑が現れる病気で、子どもがよくかかるとされている。
大人が感染した場合は子どもよりもいささかやっかいで、強い関節痛や倦怠感、発熱に見舞われ、手足に網目状の発疹が現れることが多い。
風邪やインフルエンザはもちろん、さまざまな病気にかかりやすいこの時期、くれぐれもご注意を。
それでは次のページから、周囲が風邪引きだらけの中、単身大活躍を見せる(!?)両さんの姿をお楽しみください!!!



















