「鬼は内…!?の巻」(ジャンプ・コミックス第8巻収録)

今回は、節分の日を迎えた両さんたちが、大量に豆を買い込んだり豆をぶつけ合ったりと、ベタながらも賑々しく笑いをまき散らすお話をお届けする。

「節分」とは本来、四季が訪れる日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日を指していた。それがいつしか、一年のうち最初に訪れる立春の前日のみを節分と呼ぶようになっていったのだ。

なお節分は、必ずしも2月3日とは限らない。あくまでも立春の一日前の日のことなので、立春の日が2月3日ではない場合、おのずと節分の日も変わるわけだ。昨年(うるう年の翌年に当たる2025年)の節分の日が2月2日だったのを覚えている方もいるだろう。

さて続いて、節分に豆をまく風習について簡単に説明しておこう。節分は一般的には、邪気を払って無病息災を願う行事とされている。季節の変わり目には邪気が訪れやすいと言われ、体調も崩しやすい。そんな時期に豆を投げるのは、魔除けの力が備わっていると考えられていたからだ。

「鬼は外、福は内」と唱えるのは、災いの象徴である鬼を外に追い出して、幸せや健康をもたらす福の神を家の中に招き入れる……という意味がある。

現代では、節分の日に使う豆は、袋詰めされた炒った大豆をスーパーなどで買ってくることが多い。しかし本来は、節分の前日に豆を炒り、神棚に上げておくものだったという。ちなみに煎った豆を使う理由は、豆が成長して芽が出ないようにするためだが、鬼の眼球を潰す「魔目を射る」という語呂が鬼退治に通じるからといった説もあるようだ。

ちなみに節分の日といえば、かつては豆まきだけではなく、玄関先に柊(ひいらぎ)の小枝に焼いた鰯(いわし)の頭を突き刺したものを吊るす風習があった。枝で鬼の眼を刺し、鰯の強い臭いで鬼を撃退する……という、これまた邪気払いのための儀式のひとつだったが、目にすることはすっかり稀になってしまった。

それでは次のページから、両さんたちが巻き起こす節分の日のドタバタをお楽しみください!!