尾碕真花「虎に翼」は大きな転機だった
2012年開催の「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能界入りした尾碕真花。2024年は、NHK連続テレビ小説「虎に翼」をはじめ、6本ものドラマに出演するなど、女優としての注目度が高まっている。
――去年は朝ドラ「虎に翼」に出演し、今年は2作連続でドラマ主演。現在の状況をどんな風に捉えてますか。
尾碕真花(以下、同) 私は1番の趣味が仕事なので、忙しくてもすごく満たされていて、今とても楽しいですね。
――主演を務める際には、現場での責任はもちろん、結果を残さなければいけないといった背負うものが増えると思います。それも楽しめていますか。
そうですね。難題に挑戦するのは好きなほうなので。あと私は、追い込まれたほうが頑張れる性格で (笑)。スケジュールも過密になっていけばいくほど、朝起きられたりするんです。
主演をさせていただくにあたって感じるのは、やはり周りが見えてないといけないなという点ですね。最初に名前が出るので、まずは自分がしっかりと演技をできてないといけないですけど、+αで周りに気を配れたらすごく素敵だなと思います。
――そう考えるようになったきっかけの作品、もしくは先輩の俳優はいますか。
「虎に翼」に出させていただいたことが、やっぱり最近では1番大きな転機でした。伊藤沙莉さんや大先輩の方々に囲まれてのお芝居だったので、技術面だったり、そういう部分で学んだ部分もあります。
第一線でずっと活躍されてる方って、人間性も素敵な方が本当に多いです。自然と会話の輪に入れてくださったり。
私が「次のシーンはこういう感情だけど、このセリフは言いづらいな」みたいなことを考えていたとき、伊藤さんや岡田将生さんが、さっと「今のセリフ言いづらかった?」と声をかけてくださって。
やっぱりお芝居は、相手が何を考えているのかを想像しながらするもの。ずっとそうやって取り組まれている方々だから、カメラが回ってない時にもすごく視野が広いんだろうなって感じます。