豊富すぎる熱中症対策グッズ、どう使えばいい?
SNSにあがった「冷感グッズ」への疑問の声。熱中症対策グッズには冷感スプレーや冷却シートをはじめ、ハンディファン、ネッククーラー、氷のうなど、さまざまな商品が販売されているが、その効果もそれぞれに異なる。
シリーズ累計出荷数50万本を突破したという携帯保冷氷のう「アイスパック」シリーズを販売するピーコック魔法瓶工業株式会社の担当者に話を聞いた。
「熱中症の予防や対策として、『深部体温を下げる』、『からだを冷やす(特に太い血管を冷やす)』ことなどが効果的であるとされています。弊社が販売する氷のうは内部の水を凍らせる、または氷水を入れて使用します。
本商品は、魔法瓶構造の専用ホルダーで氷のうの冷たさをある程度キープでき、また氷のうを構成する素材がシリコーンまたは布なので、優しい冷たさが特徴です。さらにコンパクトなサイズなので、携帯しやすく、また首筋やワキ、手のひらなど、冷やしたい箇所を適切に冷やすことができます」
担当者は、熱中症対策には「体を冷やす」ことが効果的だと話した。氷のうは明治時代以降に誕生したと言われているが、こうして素材をアップデートして現代でも活用され続けているということは、暑さの中でも体をしっかりと冷やすことができるのだろう。