「純ちゃんが両親の店に寄るところは見たことがないね」

斎藤容疑者は子供時代からつい最近まで、毎日のように祖父母が営む町中華に遊びにきていたという。近くの飲食店の店主は取材にこう証言した。

「純ちゃんはイケメンでいい子だった。小さい頃から殺人願望があったようにはとても見えなかった。純ちゃんは10年くらい前から半年ぐらい前まで、祖父母の店に毎日のように歩いてきてたよ。昼営業と夜営業の間にご飯を食べにきてたんだ。私が『来たのかい?』と声をかけると笑顔で『どうもー』って穏やかな感じで挨拶してくれたり、会釈をしてくれたよ」

齋藤容疑者の自宅マンション
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斎藤容疑者は食後には外でタバコを一服するのが習慣だったという。

「事故で亡くなったお兄さんとも仲がよくて、兄弟でよく祖父母のお店にラーメンを食べに来てた。ただ、純ちゃんが両親の店に寄るところは見たことがないね。まあ毎日のようにいたから仕事はしてないんだろうなと思って見ていたけど、いい子の印象が強かったからニュースを見て驚いたよ。頭蓋骨の方はもちろん、スマホを盗んで逮捕された件も。おばあちゃんから『お小遣いをあげた』なんて話もよく聞いていたから。

でも、見た目が変わりすぎててびっくりした。今までサッパリした短髪でスラックスにシャツを着て綺麗な靴を履いていたのに、あんな髪型になってたから」

殺人願望や頭蓋骨の収集。卒業アルバムで爽やかな笑顔を見せていた少年が変貌するまでに何があったのか。捜査の行方に注目が集まりそうだ。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班