「両さんの漫画修業の巻」(ジャンプ・コミックス第59巻収録)
今回は、賞金目当てに漫画家を目指すことにした両さんが、漫画家のアシスタントになり、画力を磨こうとするお話をお届けする。
本作中で披露されている両さんの漫画を見るとわかるが、ズブの素人が描いたにしては、(描線が荒すぎるものの)意外とデッサンや構図はしっかりしている。
両さんがまず学ぶべきは、あまりにも行き当たりばったりなストーリー構成をまともにすることではないだろうか?
なお、両さんの漫画家としての才能の片鱗が垣間見えるエピソードは、本作以外にもいくつも存在する。いくつか挙げてみると……。
子どもの頃の教科書への落書きを再現
小学生時代の両さんは、教科書に落書きをしまくってた。偉人の顔に髭や眼鏡を描き加える……といった定番の落書きはもちろん、潜水艦をめっちゃ巧みに描き込んでいた。そして、大人になっても絵柄を覚えていて、完全再現していた。
「両さんの受験指南!?の巻」(ジャンプ・コミックス第88巻収録)
少女漫画誌でいきなり連載! 作品名は『ロボ刑事(デカ)番長』!!
人気少女漫画誌「別冊サファイヤ」で、両津パトリシア勘子のペンネームで、強引に漫画家デビュー&連載をスタート。ラジコンロボットを操り事件を解決する刑事の物語『ロボ刑事番長』のコミックスは一冊も売れず、版元に莫大な損害を与えた。両津パトリシア勘子名義の短編漫画『江戸っ子ずし』が、『こち亀』のムック「Kamedas2」に(本当に)掲載されている。なお『ロボ刑事番長』が登場するお話を6月20日からお届けするので、お楽しみに。
「彼女は少女漫画家の巻」(ジャンプ・コミックス第94巻収録)
どうだろう。両さんがはたして漫画家になれるかどうかのご判断は、皆さんにお任せすることにしよう。
それでは次のページから、両さんがプロの漫画制作現場に入り、大騒動を巻き起こすお話をお楽しみください!!