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「1人の女子生徒が突然、バッタリと倒れた」誰も助けようとしなかった甲子園の開会式…日本人の多くが「何もしないほうが得」と考えている危険
2017年の甲子園・夏の高校野球選手権の開会式の最中、プラカードを持つ女子生徒が倒れた。だが周りにいる球児たちは誰も助けようとしなかった。「列を崩してもいいのか?」「テレビ中継もされているし、ものすごく目立ってしまうかもしれない」彼らは判断に迷って動けなかったのであろう。では自分なら即座に助けに行けただろうか?
書籍『日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったのか』より一部を抜粋・再構成し、個人が短絡的なメリット重視するあまり、共同体が機能不全に陥ってしまう現状を明らかにする。
日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったのか #4
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この記事のまとめ
- #1タイトなスケジュール、極度のプレッシャー、現場任せ…ダイハツ工業の認証試験不正問題にみる官僚制組織風土の限界
- #2上司にモノを「言ったもん負け」ダイハツ工業、三菱電機、東芝など多くの会社の衰退に繋がった官僚制組織の加圧の連鎖
- #3「伝統」という言葉では逃げきれないパワハラ問題…宝塚歌劇団と相撲界にみる制度に埋め込まれた理不尽
- #4「1人の女子生徒が突然、バッタリと倒れた」誰も助けようとしなかった甲子園の開会式…日本人の多くが「何もしないほうが得」と考えている危険
- #5「一流」とされる組織ほど内向き「論理的に相手を説得できる人材」より「空気を読んで、円満な人間関係を築ける人材」を重視する奇妙な日本企業
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