「擬宝珠 纏(ぎぼし・まとい)の祖母登場!の巻」(ジャンプ・コミックス第119巻収録)

今回は、江戸時代から続く超老舗寿司店を取り仕切るスーパー婆ちゃん、擬宝珠夏春都(ぎぼし・ゲパルト)が初登場するお話をお届けする。

両さんはパソコンについてのアドバイスをするため、葛飾署の同僚である擬宝珠纏(ぎぼし・まとい)の家を訪れる。

そこはかつて城下町だった東京・神田に店を構える超神田寿司だった。そして店を取り仕切るのが、齢99にして現役バリバリの猛烈婆ちゃん、夏春都だった。

6月30日からお届けしている「絵崎教授の哲学の巻」(ジャンプ・コミックス第84巻収録)に登場する絵崎コロ助や、ベンチャー企業を次々と成功させている、両さんの100歳越えの祖父・勘兵衛など、『こち亀』にはパワフルかつ才能あふれる老人が多数登場する。

そんな中でも夏春都は、恐らくトップクラスの最強老人だ。登場するたびに、先進的かつ柔軟な発想と卓越した経営手腕を発揮し、あの両さんですら感服するという、数少ない存在なのだ。

ちなみにこの夏春都、実は両さんの大叔母にあたることが、「両さんのミレニアム婚!!の巻」(ジャンプ・コミックス第120巻収録)で判明する。彼女は勘兵衛の妹で、大正時代に擬宝珠家に嫁いだのだが、兄の放蕩ぶりに愛想を尽かしてつき合いを断っていたため、両さんのこともまったく知らなかったというわけだ。

それでは次のページから、パワフルかつ有能すぎる老女、擬宝珠夏春都のインパクト抜群な初登場話をお楽しみください!!