新卒で入った会社を辞めた後に…
「退職した直後は、すぐに社会復帰しようと、ほかの企業にエントリーしまくっていました。親元から離れてしっかり働いていくのが大人だと思っていたので、それを何一つ達成していない自分自身もストレスの原因になっていたのです。
医者からは『何もするな、休め』といわれていましたが、それすらも無視して転職活動を続けました。結局、7月ごろまで続けた転職活動はほぼ落ちたため、正社員に固執せずにアルバイトからもう一度働こうと考えを改めました」
その結果、11月から事務系の仕事につき、今もそこに勤務しているという。比較的いい環境で働けていると感じているようだが、新卒で入った会社を辞めたことに関しては後悔もあると話す。
「あのまま働いていたらもっとひどい状態になっていたでしょう。ですが、新卒という一度しかない貴重なカードをいい加減に使ってしまったかなと。その中で働いても限界はありますが、次に転職するための踏み台にはできたなと思いますから」
こうした自身の経験を踏まえたうえで、遠藤さんはこれから社会人になっていく人たちに対して、就職活動におけるアドバイスを送る。
「まず、大学や高校の就職関連の指導員には頼るべきだと思います。自分はすべて独学でやってしまいました。指導員はプロですから、エントリーシートも、面接の方法も、職場候補の選出も、すべてを自分よりわかっているはずです。あとは、どれだけやりたいことがなくても、なんとなくでいいので就活中に自分の軸を作ることですね。
そして最後に、『合わなかったら逃げろ』なんて外野は簡単に言うけど、その言葉を信じすぎないようにもしてほしいです。人に頼ってみたり、使えるカードを使った結果で、考えて動いていけばよいと思います」
社会に出ていきなりフルタイムで働きだせば、どんな人でも最初は環境の変化に戸惑ってしまうことだろう。いきなり立派な大人になろうとせず、少しずつ成長していけばいいと、自分に言い聞かせてあげるのも重要だ。
取材・文/集英社オンライン編集部