リニューアル後は「入館同意書」を新たに設置

――閉館に至った要因として、一部のお客さんのマナー違反行為がありました。今回のリニューアルにあたって「入館同意書」を作成したということですが、どんな内容なのでしょうか?

昭和をテーマにした博物館は全国にあり、館内に昭和のおもちゃ屋や駄菓子屋などを再現したブースを作っているところもあります。ただ、一切その中に入れない構造になっていることが多いんです。

しかし「飛騨高山レトロミュージアム」のときもそうでしたが、私のミュージアムでは侵入防止の柵を一切設置しておらず、展示の中まで入って、写真を撮ったりできるようにしてあります。

ただ、子ども目線の高さだと、ポスターや看板などいろんなものがあります。お子さんはどうしても興味があるものには触ってしまうので、ポスターを破いたり、ホーロー看板で指を切ったりしてもいけないと考え、今回から「入館同意書」を作成しました。

中学生以下のお子さんは、実際に遊べるゲーム以外は一切触らないように、親の方が気をつけて見守るようにお願いします、という内容です。7個くらいの質問項目を設け、「こういうことを守っていただけますか/はい・いいえ」とふうにお客さんに記入していただく形になっています。

かなり厳しい内容ではありますが、またトラブルになってもいけませんので。

新たに設けたという「入館同意書」(ミュージアム公式Xより)
新たに設けたという「入館同意書」(ミュージアム公式Xより)

――でも、それさえ守れば存分に楽しめると。

そうです。展示内容には貴重なものがたくさんありますが、そこは大人が分かっているので。高校生以上のお客さんに関しては、入口に注意事項が書いてあるので、それだけ読んでもらって入館していただくという形です。その代わり、展示物については扱いに気をつけてください、とお願いしています。

入口に掲示されている注意事項(ミュージアム公式Xより)
入口に掲示されている注意事項(ミュージアム公式Xより)

――小さいお子さんが実際に遊べるゲームには何がありますか? 

せめてお子さんが触って遊べるものをと思い、縁日コーナーを用意しました。射的とかスマートボールなど、昭和の頃の縁日にあったような遊びを置いています。当時のままのものですね。 

射的コーナーでは子どもも実際に遊ぶことができる(ミュージアム公式Xより)
射的コーナーでは子どもも実際に遊ぶことができる(ミュージアム公式Xより)