場所を“又貸し”していた60代男性も逮捕

警視庁保安課は、新宿署、大崎署、田園調布署、蒲田署などとの合同捜査により、東京都新宿区歌舞伎町の風俗店「メンズエステ SPARAKU」の経営者・須藤一樹容疑者(54)ら男7人を、売春防止法違反の疑いで逮捕した。

逮捕されたのは須藤容疑者のほか、ブラジル人の従業員や60代の男性などで、売春行為の場所を提供した疑いの人物も含まれるという。須藤容疑者は調べに対し、「日本人の女性と安価で性交できることを売りにしており、客の9割ほどが外国人だった」と供述し、容疑を認めているという。

現地を取材した社会部記者は言う。

「『メンズエステ SPARAKU』のほかに、もう1店舗も同時に摘発されています。須藤容疑者は2店舗の経営者で、ほかにブラジル人を含む5名の従業員と、1店舗の場所を提供したとされる60代の男性が逮捕されました。この60代男性は元々バーを経営していましたが、須藤容疑者に“又貸し”していたようです」

須藤容疑者を知る関係者によると、歌舞伎町では店舗の“又貸し”は珍しいことではないという。

「歌舞伎町は今、物件が少ないからね。又貸しの情報は口頭でよく出回るし、情報を出せば、すぐに借り手が見つかる。須藤は去年5月頃に60代男性から借りたって話だよ」(須藤容疑者の知人、以下同)

60代男性が又貸ししていたとされるバーが入ったビル
60代男性が又貸ししていたとされるバーが入ったビル
すべての画像を見る