「夫の貴聡被告は智華被告の尻に敷かれているように見えた」
これが事実であれば犯行の容貌も変わってくる可能性もあるが、そもそも智華被告とはいったいどのような人物なのだろうか。前出の社会部記者が語る。
「智華被告の生まれは宮城県で、高校中退後、さまざまな職を転々としていました。宮城県内で夫の貴聡被告と出会い結婚しています。智華被告の前科は2つあり、平成28年に仙台地裁から窃盗で懲役1年2ヵ月・執行猶予3年の判決と、平成31年に山形地裁から詐欺で懲役1年6ヵ月・執行猶予4年の判決を受けています。
初公判では貴聡被告の暴力等に逆らえなかったと証言をしていますが、捜査関係者は貴聡被告とともに智華被告も主導的な立場にいたと見ています」
集英社オンラインでは、実際にこれまで斎藤夫妻に因縁をつけられ、あわや金銭をとられるところだったという被害者らを取材してきた。
多くの被害者らが斎藤夫妻から受けた印象としては、「夫の貴聡被告は智華被告の尻に敷かれているように見えた」というものだった。
斎藤夫妻の所有していたフェラーリを修理したことのあるカーショップの関係者は、修理の際に『フェラーリに傷をつけた』と因縁をつけられた時のことについてこう証言している。
「旦那に関しては終始、怒鳴っているわけでなく、たまに普通に話ができるタイミングもあるのですが、嫁は電話口の横から、『てめーのところ燃やすぞ』『さらっちまうぞ』『ぶっ殺すぞ』から、果てには『お前の娘さらって嫁にいけない体にすんぞ』などと叫び続けていました。異常さを感じさせる声色で、ゾッとしましたよ」
他にこんな証言もしている。
「旦那から電話がかかってきた時に、横から『グオオラアアア』といった感じの嫁の怒声が聞えてきたので『奥さんが横で何か言っているようですが…』と言うと、『心配するな。お前には言っていない。今サービスエリアでちょっと揉めてんだよ』と言っていました」
一連の犯行は、貴聡被告の暴力や脅しに怯え、逆らえなかった果ての行為だったというのだろうか。次回公判は1月予定だが、智華被告の口から何が語られるのか注目が集まる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班