心に思い、行動することで、運命は変わっていく
オギャーと生まれてきてから、人は運命の命ずるままに歩き始めます。運命に翻弄(ほんろう)されながら人生を生きていくわけですが、その中で人はいろんなことを思い、いろんなことを行います。
私たちは人生を生きていく中で、いろんなことをします。「する」ということは、その前に必ず「思う」ことから始まります。
今日は帰ろうと思うから帰る、どこそこへ行こうと思うからそこへ行く。
行動する前には、必ず「思い」があるわけです。「思い」というものがあって、私たちは行動する。
実は、その「思い」というものがたいへん大事なのです。
運命に翻弄されながら生きていく中で、そのときにあなたがどういうことを思ったのか、どういう思いを持ってどういうことをしたのか。それによって運命は変わっていくのです。
運命に翻弄されながら、あるときにはたいへんひどい目にも遭うでしょう。たいへんな幸せに遭遇することもありましょう。
人生は波瀾万丈です。その災難に遭ったとき、幸運に会ったときに、あなたはどういう思いを心に抱き、どういうことを実行するのか。それによって運命は変わっていくのです。
「善きことを思い、善きことを実行すれば、運命はよい方向へと変わっていく。悪いことを思い、悪いことを実行すれば、運命は悪い方向へ変わっていく。決められた運命のままで生きるバカがいますか。運命は自分の考え方、自分の思いで変えられるのです」
そのように老師は諭(さと)します。