今後の展望は?

一般的なドライブ愛好家からすると「SUPER SEVEN」は“憧れ”“高嶺の花”と考える方も多いだろう。今後、もう少しお手軽なモデルを販売する予定はあるのだろうか。

「当社は大手メーカーのように年間何十万台も生産するわけではなく、購買力が違いますので、ひとつひとつの部品の値段も非常に高くなります。また、1台1台ハンドビルドで人件費もかかっており、価格はこれ以上下げるのは厳しい状況です。

現在発売の『SUPER SEVEN』のEVモデル(電動車)の発売だけでなく、EVスポーツカーProject Vの2026年発売に向けて開発していますが、あくまで開発・生産は英国ケータハム主導。

2026年販売予定のProject V
2026年販売予定のProject V

当社は今後も50年変わらず受け継がれてきた、『SUPER SEVEN』のクラッシックスタイルと独自性を尊重していきたいと考えています」

―――「SUPER SEVEN 600 CLASSIC EDITION」はまだ数台のディーラー在庫車両がある可能性が。日本唯一の“輸入軽自動車”に一度乗ってみたいものだ。

約900万円の“高級軽自動車”に注文殺到のワケ…「販売数は想定数のおよそ2倍」購入者は? 性能は? 担当者を直撃した!_8
すべての画像を見る

取材・文/逢ヶ瀬十吾(A4studio)