渡辺満里奈の『うれしい予感』を放送

3月24日、アニメ『ちびまる子ちゃん』が「みんなに幸せいっぱい、きますように!春のお楽しみ1時間スペシャル」と題してSP放送を行い、4本のエピソードをオンエア。3本はスタッフが厳選した過去のエピソードで、もう1本は、3月4日に逝去された声優・TARAKOさんの最後の新作『まる子、水の味がわかる?』の巻だ。

©さくらプロダクション/日本アニメーション
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この日の新旧作品を織り交ぜた特別な構成は、多くの視聴者を寂しくも懐かしく、そして温かい気持ちにさせてくれた。

冒頭、まる子が「はーい、みんな集まって! ちびまる子ちゃんが始まるよー!」といつもの掛け声をかけるが、直後に流れたオープニング映像はなんと、渡辺満里奈が歌う『うれしい予感』。これは1995年1月8日から1996年5月26日まで使用されていたオープニング主題歌。もちろんアニメーションも当時の、懐かしいセル画タッチのものだ。

さらに4本のエピソードが流れた後のアイキャッチは、アニメ初期に使用されていた、まる子が「うだだーうだだーうだうだだー♪」と、山本リンダの名曲『狙いうち』を歌いながら踊る映像。

このうれしいサプライズ演出はSNSなどで〈なつかしいOPやED…アイキャッチ。すべて観てきたなぁ。TARAKOさん!本当に長い間ありがとうございました〉〈アイキャッチが懐かしいものすぎて叫んじゃった〉〈うだだーうだだーうだうだだー が懐かしすぎて毎回やってほしい〉〈懐かしい歌に涙出た〉と大きな反響を呼んだ。

そして最後は、アニメ第1話の冒頭シーン、そしてまる子とたまちゃんが「ずっと仲良しでいようね」と手を握り合うシーンとともに、「TARAKOさん ありがとうございました」という感謝のテロップが添えられた。

©さくらプロダクション/日本アニメーション
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エンディングは、2004年7月11日から2012年3月25日にかけて使用されていた『アララの呪文』。こちらは、まる子と爆チュー問題がデュエットする歌で、最後の最後までTARAKOさんの声を聴くことができる構成となっていた。