検察の描く「事件の構図全体」は否定しない2人の“中継役”

起訴状などによれば、宝島さん夫婦の経営に不満を募らせた長女の真奈美被告(33)とその内縁の夫の関根被告が殺害を計画。関根被告は上野でキャッチをしていた佐々木被告に実行部隊を探せと指示し、佐々木被告はクラブで知り合った平山被告に話を持ち込むと、平山被告が姜光紀(カン・グァンギ)(22)と元俳優の若⼭耀⼈(キラト)の両被告を引き込んだ。

当局がみる宝島夫妻殺害事件〈関係図〉(編集部作成)
当局がみる宝島夫妻殺害事件〈関係図〉(編集部作成)
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そして2024年4月15日夜、関根被告の友人で不動産会社役員だった前⽥亮被告(38)が物件を紹介するといって東京・東五反⽥の空き家のガレージに宝島さん夫妻を誘い出し、姜被告と若山被告が電気コードで⾸を絞め殺害。遺体を平山被告の車で那須町まで運び⽕をつけて遺棄したとされる。

殺人や死体遺棄、損壊罪で起訴された7人の中で佐々木、平山両被告の公判が先陣を切って6月に始まった。佐々木被告は起訴事実を認め、平山被告も「指示された」としてほう助に当たると主張したものの検察の描く事件の構図全体は否定していない。

だが、“指示役”“仲介役”として直接の実行行為には及ばない立場で、犯行で報酬を得た2人は、いずれも自分の関与の度合いをできる限り低く見せる主張を公判で展開した。

宝島さん夫妻
宝島さん夫妻