不自然に腕を組み、手元にはスマートフォンが…

また2022年8月に、富士急ハイランドのコニファーフォレストで行われた櫻坂46による「W-KEYAKIFES.2022」の際には、会場付近の飲食店などに無断駐車が相次ぎ問題になった。

運営側は常設駐車場2000台分に加え、臨時駐車場1500台分を用意していたにもかかわらず、ファンによる会場付近での無断駐車が頻発し、近隣のファミリーレストランが「たくさんの無断駐車で営業妨害していただきありがとうございました笑 最低限のマナーすら守れない最低のファンが多くてとても素晴らしいグループですね笑」などと皮肉った張り紙を駐車場内に貼る事態に。

それに対して、一部のファンがネット上で「言い方には気をつけろ」「書き方最低すぎだろ」などと店側を非難したことでことさら大きく炎上した。

ファミレスが坂道ファンを皮肉った張り紙
ファミレスが坂道ファンを皮肉った張り紙

さらに今回、新たにファンの間で迷惑行為として騒がれているのが、メンバーへの盗撮疑惑だ。

発端は3月13日夜、乃木坂46の公式YouTubeチャンネルの一つである「乃木坂配信中」にて投稿された「乃木坂46最年少あやちゃんのはじめてのおつかい【12thバスラ会場抜けてこっそりお買い物】」という動画。

内容は乃木坂46最年少メンバーである小川彩がライブ会場をこっそり抜けて、近所のケーキ屋にバースデーケーキを買いに行き、その道中でライブ会場に飾られたキャプテン・梅澤美波のフラッグと記念撮影をするという、ほのぼのとした企画だ。

しかし動画の11分17秒から小川彩の後ろにファンと思われる男性が現れ、11分39秒までの間、小川彩の通ったルートをていねいになぞりながら、後ろをくっつき歩いている。また男性は不自然に腕を組んでおり、その手元にはスマートフォンがかまえられ、レンズは前を歩く小川彩に向いているように見られる。男性がスタッフである可能性も捨てきれないが、かなりの“怪しさ”だ。

動画を見たファンからはSNS上で「盗撮の撮り方じゃん、常習犯ですね」「もう一度見たいのにストーカーのせいで気分悪くて見れない」などの批判が殺到。

運営はこれまで何度も“注意喚起”をしているが…
運営はこれまで何度も“注意喚起”をしているが…
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坂道グループといえば再三つきまとい行為に対して警告をしてきており、去年の2月にも乃木坂46の所属事務所が公式サイトにて「メンバーへのつきまとい行為厳禁のお願い」と称して警告文をアナウンスしているのだが、撲滅とまではいかなかったようだ。

12周年ライブの期間に起きてしまった二件の迷惑行為により、アイドルファンの資質があらためて問われている。ルールやマナーに則って楽しむよう肝に銘じてもらいたい。



取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班