アメリカの闊達な女性という
イメージそのまま
『スピード』(1994)で一躍有名になったサンドラ・ブロックは、存在感のあるルックスと明るいキャラクターが魅力。あの映画のスリリングな展開には誰もが手に汗をにぎったはずです。スターになりたてのキアヌ・リーヴスを現場でサンドラが励ましていたそう。ふたりの相性のよさも見事でした。
彼女を主役に据えた『スピード2』(1997)も製作されましたが、こちらはあまり評判がよくなかったわね。封切に際して来日した主演スター2人の通訳をしましたが、肝心のジェイソン・パトリックがあまりおもしろ味のない暗い人だったの。
黙っている彼に対して、サンドラが朗らかにいじりまくっていたのを覚えています(笑)。頭の回転も早いし、アメリカの闊達な女性というイメージそのまま。それを生かしたラブコメも楽しいけど、シリアスなドラマにも果敢に挑戦しています。