よくある、足のむくみも心臓が悪いサインかも?!

4 足のむくみ
心臓の機能が落ちると全身に血液を押し出すポンプの機能も落ちるので、血液の巡りがよどんでしまいます。よどんだ血液の成分は血管の穴からどんどんしみ出して、重力の関係で足のほうに降りてきて、足のむくみの症状として現れます。
でも、足のむくみは女性ならけっこうありふれた症状で、これだけだと心臓が悪いかどうかわかりませんので、以下のチェック方法をやってみてください

●チェック方法
むくみのある場所を10秒くらい指で押してみる

10秒後 指を離す

指の痕が消えるのにどれくらいかかるか測る

もし、痕が消えるまでに40秒以上かかった場合は心臓が悪いことによる足のむくみの可能性があります。また、こうしたケースでは両足にむくみが出ることが多いので、定期的にチェックしてみてください。

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5 体重増加
足をはじめ、むくみの症状がひどくなるということは、体にどんどん水分が溜まっていくことでもあるため、当然体重は増加します。
暴飲暴食したわけではないのに1週間で2~3kg体重が増える場合があります。
心当たりのない急な体重増加は、心臓が悪いサインかもしれません。


6 首の血管の張り
心臓の動きが悪いと血液をスムーズに送れなくなり、血液の大渋滞が起こります。この渋滞のサインがわかりやすい場所が首です。
心臓に戻りたい静脈の血液が首のところで渋滞になってしまい停滞し、それによって、ぷっくりと首の血管が膨らんで見えることがあります。これを医学用語で「頸静脈怒張(けいじょうみゃくどちょう)」といい、これもまた心臓が悪いときに現れるサインなのです。
とくに、立っているときや座っているときに、首の血管の張りに気づいたら、要注意です。

正確な判断は医師の診断を受ける必要がありますが、息切れなどほかの症状もあるようだったら、医療機関を受診しましょう。

7 食欲のなさ、だるさ
とりとめのない症状ですが、心臓の機能が弱ると食欲がなくなり、体にだるさを覚えることも。なんだか元気がないといった状態です。
これだけだと心臓が悪いと判断するのは難しいので、1~6のサインがないかチェックして、複数思い当たるようなことがあれば、心臓が悪いサインの可能性があります。

以上の7つのサインを覚えて、気になる症状があれば医療機関を受診しましょう。