心臓を悪くしないためには生活習慣病対策をしっかりと

ここまで説明した7つのサインが現れないようにも対策を怠わらないことも重要です。

心臓が悪くなる、心不全の原因の1つに不整脈があります。
不整脈は健康診断の心電図の検査、自分の脈を測ってみて一定のリズムではない場合やスマートウォッチなどが異常を見つけてくれることがあり、私たちが不整脈に気づけるタイミングはけっこうあります。
異常があるな、と感じた場合は早めに不整脈の精密検査を受けるようにしましょう。

そして、生活習慣病の対策も重要です。
とくに高血圧は高血圧症心不全というのがあるくらい、心臓に影響を与えます。高血圧を放置していると、心臓の血管を傷つけて心筋梗塞なることも。
心筋梗塞で命が助かったとしても、心臓が元の状態に戻らず、心不全に移行してしまう可能性もあります。

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高血圧をはじめとした生活習慣病対策をすることがそのまま心筋梗塞や心不全の予防に繋がるので、塩分をとりすぎる、肥満、飲酒、喫煙などには気をつけるようにしましょう。

取材・文/百田なつき