曾我容疑者はBさんからもお金をひっぱっていた

一方、浴槽で殺害されたとみられるも同居女性のBさんも、曾我容疑者の「異変」を周囲に漏らしていた。マンション内の住人がBさんから「彼氏が鬱状態で大変なの」と話を聞いていたという。

「Bさんもまた"接客業”のお仕事をしていたようです。店ではけっこうな売れっ子だったようですが、事件後、写真はすべて消されてしまったとか。曾我はこのBさんからもお金をひっぱっていたと思います」(Bさんの知人)

Bさんが住んでいたマンション(撮影/集英社オンライン)
Bさんが住んでいたマンション(撮影/集英社オンライン)

社会部関係者が補足する。

「同居していたBさんも曾我容疑者の交際相手とみられています。曾我は女性にだらしない男だったのでしょう。Bさんは25日までは生存が確認されており、26日に死亡したとみられる。遺体は浴槽に沈められた状態でみつかり、曾我はその後、量販店で包丁を購入し、カラオケ店内でAさんを数度刺した。Aさんの遺体には防御創が複数残されており、あざも確認されている」

Aさんの死因は失血死。Aさんは殴られ、傷つけられ、恐怖におびえながら絶命した。

前出の知人によれば最近のAさんは前向きな生活に取り組んでいたという。

「Aがどんな子と聞かれれば、誰かといないと壊れてしまいそうという印象です。精神的に脆い部分もある子でした。Aはお母さんと幼いきょうだいと暮らしていて、家事もよくやっていました。料理をするのが好きで、家族に手料理を振る舞ったりもしていました。ここ最近は好きな人がいるからと前向きな様子で、パーソナルジムにも通っていました。きょうだい思いのとても優しい子だったのに……」

Aさんを殺害後、自ら警察に通報し逮捕された曾我容疑者だが、取り調べの際は終始「黙秘」しているという。

曾我容疑者(本人SNSより)
曾我容疑者(本人SNSより)
すべての画像を見る

#1

※「集英社オンライン」では、今回の事件について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。

メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

Twitter
@shuon_news

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班