MacBookは「ワイプ+エアダスター」が正解
では、具体的にキーボードに対して、どのような手入れをするのがよいのでしょうか。
実は、キーボードはメーカーや製品によって使用されている材質が異なるため、一概に「この方法が正解」と断言することはできません。
たとえば、アルコールが含まれたクリーナーや無水エタノールを活用して拭き取ればよいかというと、そう単純でもありません。材質によってはアルコールが含まれたクリーナーを使うとコーティングが剥がれてしまったり、変色を起こしたりする可能性もあります。
大切なのは、自己判断をせず、なるべくメーカーが公式で発信している案内に従いながら、その範囲でケアを行うことです。
たとえば、ノート型PCとして人気のMacBookシリーズについては、Appleが公式サイトで「MacBookやMacBook Proのキーボードのお手入れ方法」を公開中。詳細な手順も含めて、クリーニング方法が以下のように解説されています。
1)Macノートブックを垂直に立てるのではなく、75 度に傾けて持ちます。
2)エアダスターでキーボード全体をスプレーするか、問題のあるキーだけをスプレーします。左から右に作業を進めてください。
3)Macノートブックを回転させて右に傾け、キーボードを左から右に再びスプレーします。
4)同じ作業を繰り返します。今度は、Macノートブックを左に傾けて行います。
(出典:Apple「MacBookやMacBook Proのキーボードのお手入れ方法」より)
またAppleは「Apple製品のお手入れ方法」というページで、「70%イソプロピルアルコール含有ワイプ、75%エチルアルコール含有ワイプ、クロロックス除菌ワイプを使い、通気性のない硬い表面、たとえばディスプレイやキーボードなどの外表面を優しく拭き取る分にはかまいません」と言及しています。
そのためMacBookシリーズの場合、アルコール類を含んだワイプ(拭き取り用の布やペーパー)を使ってキーボード面を優しく拭き取ってから、エアダスターを使ってホコリや粒子を取り除くのが安全な掃除方法だといえそうです。