「iPad=コンパクトなPC」ではない!
——キーボードを接続できるからといって、iPadとPCが同じになるわけではないということですね。
iPadは“コンパクトなPC”ではありません。iPadを仕事に活用する場合に、PCと同じように使おうとすると、大抵の場合使いづらくて失敗すると思います。そういう人は、やっぱりPCが必要なんです。
ただ、iPadで文章を書くこともあると思うので、外付けキーボードは持っておくと便利ですよ。私は、Apple純正の「Magic Keyboard」を愛用しています。
——ちなみに、キーボード以外に持っておくと便利なiPad周辺機器はありますか。
iPadを仕事に使うなら、保護ケースはつけたほうがいいかもしれませんね。私が使っているのは「PITAKA」というブランドのケースです。このケースはマグネットがついているので、装着したまま「Magic Keyboard」などを使うことができます。また、Apple Pencilを充電したり、本体を充電したりも可能です。
また、オンライン会議などをする場合、iPadは角度調整が難しいのでどうしても下から顔が映ってしまいがちです。そこでiPadの角度調整をするために、私は「MOFT」のタブレットスタンドを使っています。普段は折り畳めるので、邪魔にならず便利です。
あと外で使うことが多いなら、反射を抑えられるアンチグレアフィルムを貼ってもいいかもしれません。iPadの画面がさらっとした手触りになるので、そのほうが好きという人もいると思います。
——そう考えると、iPadだからといって劇的に軽量化されるわけでもないんですね。
私のiPadなんて、たぶん普通のノートPCよりも全然重いですよ(笑)。もちろん周辺機器に関してはすべて用意しなくてもいいので、使い方次第では、軽量・コンパクトに運用できますが。
——Apple Pencilは、やはりマストで持っておいたほうがいいですか?
Apple PencilはiPadを使う理由のひとつなので、私としては、一緒に使うことをおすすめします。企画書にラフなイラストを添えたり、写真に注釈を書き込んだりと、持っておくとさまざまな用途で便利に使えますよ。