外出されたのは東京国立博物館に足を運ばれた1回だけ
「愛子さまは地元の小学生の男の子に『宿題は終わりましたか』とお尋ねになりました。その男の子が『全部終わりました』と答えると『素晴らしい』とおっしゃっられました。そこにわざとらしさは微塵もなく、自然にお口をついて出てきた言葉のようでした」(居合わせた人)
愛子さまが「素晴らしい」と感心されたのには、わけがあるようだ。天皇ご一家は8月初旬、静岡県下田市にある須崎御用邸でのご静養も調整されていたのだが、学習院大学日本語日本文学科4年生の愛子さまの学業を理由に見送られたという経緯があった。
「愛子さまはこの夏休み、卒論の完成に向けてエンジンをかけ始めたようなのです。那須でのご静養にもお勉強道具をお持ちになっていらっしゃるのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
コロナ禍前の2019年の那須でのご静養の際は、ご一家で那須連山のすそ野に広がる沼ッ原湿原をトレッキングしたり、那須ステンドグラス美術館、那須高原りんどう湖ファミリー牧場に出かけられるなど、リゾートで活動的に過ごされていたが、今回は到着からほぼ1週間外出はされず、8月28日に那須どうぶつ王国にご一家で向かわれたくらいだった。
「夏休みに入ってから那須でご静養されるまでのあいだも、愛子さまが皇居にあるお住まいの御所から外出されたのは、8月4日、鎌倉時代を代表する歌人、藤原定家の直筆の書を見るために東京国立博物館に足を運ばれた1回だけだと思います。それも卒論のためだと思います」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまは21歳の成年皇族だが、今は学業優先。本格的な公務、皇族としてのご活動はまだ先になる。とはいえ、おしゃれにも十分気を配られており、今回の那須塩原駅でお召しだったのは、グリーンの小花柄のエレガントなフリル付きのワンピース。kay me(ケイミー)という国産ブランドだ。
「このブランドは東京の職人さんたちが縫製していたり、染に和服の技法を使っていたり、日本の技術が詰め込まれていて、愛子さまがお召しになっていたワンピースの値段は税抜き62000円。20代から80代まで幅広い年齢層にファンがいて、丸洗いできるという利便性も兼ね備えた、知る人ぞ知るブランドなのです」(ファッションジャーナリスト)