「佳子さまが登場されると、その場がパッと明るくなりました」

佳子さまがお出ましになると、まずそのファッションに注目が集まる。
たとえば、6月3日、佳子さまが代々木公園で開催されたベトナムフェスティバルの開会式に出席されたときのことだ。
佳子さまは季節の花であるアジサイを思わせる紫がかった総レースのワンピースをまとって登場された。左右に丁寧にお辞儀をされたのち、ゆっくり着席され、約一時間にわたってベトナム人や日本人のパフォーマンスや楽器の演奏に拍手を送られていた。

「今年は日本とベトナムが外交関係を結んで50周年の節目の年です。40周年のときは秋篠宮ご夫妻が出席されています。今回も秋篠宮ご夫妻に主催者側から、ご出席の願い出があったようですが、ご夫妻は同日、全国『みどりの愛護』の集いにご出席されるため、2日から福岡県北九州市にお成りでした。佳子さまはいわば、ピンチヒッターのような形でした。佳子さまが登場されると、その場がパッと明るくなりました」(皇室担当記者)

児童出版の贈賞式に出席された佳子さま(共同通信社)
児童出版の贈賞式に出席された佳子さま(共同通信社)
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姉の眞子さんが結婚する前、佳子さまはピンクなどのパステル系のスーツをお召しになることが比較的多かった。ところが、ここのところ、ブルーやレッドなど、ビビッドな色のスーツやドレスをお召しになる機会が増えてきている。

5月24日、宮城県仙台市で行われた「全国都市緑化祭」の式典では、潔い真っ白なスーツをお召しになり、周囲の木々の緑のなかで、佳子さまの存在感は際立っていた。

「全国都市緑化祭は、もともとは秋篠宮ご夫妻が出席しておられたのですが、上皇さまの退位を機に長女の眞子さんに引き継がれ、そして佳子さまに引き継がれた公務です」(前出・皇室担当記者)

また、6月6日には、都内で行われた優れた児童出版の贈賞式「第70回産経児童出版文化賞」に出席され、お言葉を述べられた。ここでは、ビビッドな青いノーカラーのジャケットに白地に青いドット柄のワンピースをお召しになっていた。

「この贈賞式は代替わりに伴って、紀子さまから佳子さまに引き継がれました。佳子さまは“多様な本に接する経験は、大切な宝物になる”などと、いままでよりもワントーン落とした声で、ゆっくりとお言葉を述べられました。4000点余りのなかから入選した10点について、ご自身の体験を交えるなどして感想を述べられました。事前の準備も万全だったということでしょう」(宮内庁関係者)