体も心も喜ぶ発酵のヒミツ

「塩麹」「甘酒」「醤」(ひしお)などの発酵調味料は、麹によって旨味が加わるだけでなく、食材そのものの栄養価を高めてくれることがわかっています。
どんなにいい食材を選んでも、保存料や着色料が入っている調味料を使っていると、体内でうまく分解できず、蓄積され体の負担になってしまいます。
普段の調味料を発酵調味料に変えるだけで、手軽に有用菌を取り入れることができ、免疫力のアップや腸内環境を整えてくれる効果があります。

夏バテ予防に甘酒が効く! 食欲アップ&消化促進になる発酵調味料・甘酒を使ったドリンク&おかずで猛暑を乗り切る〈レシピつき〉_1
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●免疫機能改善に導く
腸には免疫機能の約7割が集まっているといわれ、腸内環境が健やかであればその免疫力を最大限に生かすことができます。
食物繊維と発酵食品を毎日摂ることで腸内細菌のエサとなり、元気に働いてくれます。

●美肌効果が期待できる
麹には保湿成分であるセラミドや美白成分のコウジ酸が含まれており、化粧品にも多く使用されています。肌が潤っているとバリア機能が高まるため、肌荒れしにくくなり艶のある美肌が期待できます。私自身も発酵食品を継続して食べるようになってから肌のトラブルがほぼなくなりました。

●腸内環境が整う
善玉菌が優位になり悪玉菌が減ると、食べたものの消化吸収がすみやかに行われ、不要なものはきちんと排泄する、巡りの良い体になります。その結果、便秘が解消しダイエットに繋がったり自律神経が整い日々の不調が遠ざかっていったりします。また精神が安定するホルモンの分泌が促され、心も穏やかになるとされています。

●自信に繋がる
発酵食をストックしておくと、疲れていたり時間がなかったりしたときにもすぐに1 品作ることができます。その体験は「あのときストックしておいてくれた私、ありがとう!」「こんなときにでも手作りできた!」と自分の自信に繋がっていきます。毎日の料理が少しずつ自信の積み重ねになり、ここぞというときに自分を信頼できるようになります。