脳梗塞を引き起こす動脈硬化
脳梗塞とは血栓と呼ばれる血の固まりが血管をふさいでしまい、脳に血液や酸素が運ばれなくなり、壊死状態になることです。
脳梗塞が怖いところは、ろれつが回らない、視界がぼやけるとなど初期症状はあるものの、突然発症し、時間が経つに連れて症状が進むため、できるだけ早く治療を開始し、血流を改善しないといけません。
治療が遅れると、後遺症が残ったり、生命に関わったりすることもあります。
脳梗塞の一番の原因となるのは、動脈硬化です。動脈硬化とは血管の内側の壁に悪玉コレステロールなどが溜まり、血管が固くなって血液の流れが悪くなる状態のことです。
この悪玉コレステロールを下げるのに効果的な食品が、なんと「ピーナッツ」なのです。
これは国立がん研究センターが日本人の男女7万5000人を対象にピーナッツの摂取量と脳梗塞の発症リスクとの関連を約14年間追跡調査した結果によるものです。
ピーナッツの摂取量が最も多かったグループと最も少なったグループで比べると、ピーナッツを最も摂取したグループのほうが、脳梗塞の発症リスクが低下したという結果になりました。
ピーナッツは脳梗塞のリスクを下げる食べ物だったのです。
※令和3年(2021年)人口動態統計月報年計(概数)の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai21/index.html