コロナ禍でも売り上げ好調な理由
コロナ禍においても、レスポートサックジャパンの売り上げは好調を維持している。
日本においての売上高は2022年4月~2023年3月は同時期の昨年と比較して、134%アップし、コロナ前の2019年時の売上高と比べても117%アップと上回っている。
多くの企業が苦戦を強いられている中、なぜこれほど好調なのだろうか?
「コロナ禍でライフスタイルが変わる中、先にお伝えした3つのキーワードを活かし、今のマーケットに適したブランドの強みを発信していこうと考えました。
もともとレスポ―トサックは休日に旅行やアウトドアで使用するイメージが強かったのですが、コロナ禍でオンオフの境目があいまいになったことで、どのようなシーンでもシームレスに使用できることを打ち出していったのが好調の要因の一つだと思います。
テレワークなどでパソコンを持ち歩く人が多くなり、コロナ前より荷物が増えた印象がありました。
レスポートサックが創業から大切にしている、素材の軽量さとポケットやサイズ感などの機能的価値を通勤ニーズに合わせて表現出来たことは、大きな転換期だったと思います。特にトートバッグやバックパックが人気ですね。

さらにパートナーや家族とのシェア利用の提案も、時代とマッチした。
ジェンダー問わずに使えるデザインのため、パートナーや家族でシェアできるバックパックやボストンバッグなどが人気だ。
「耐久性が優れていることからコロナ禍でトレンドとなったアウトドアでの需要は大きかったと思います。
また、ジェンダーにとらわれないというマーケットでの考え方の浸透がパートナーや家族での使用を促してくれたと考えております。
ブランドの強みがエイジレスからジェンダーレスへ広がっていく感触はありました。」
