ギャルやZ世代と一括りにされたくない本心
仕事ではこれだけは外せないと意識しているのが、「挨拶」と「礼儀」というみりちゃむさんが、「ギャルに対する偏見を持つヤツは時代遅れ」と、どうしても納得できないことがあるという。
「『ギャルってさ〜』とカテゴライズされるのが嫌です。『清楚系ってさ』とは言わないじゃないですか。あとは『Z世代の代表』みたいに括られるのも好きじゃない。ギャルの風貌や人となりを見ただけで先入観を抱くのはおかしい。
たまに大人が考える典型的なギャルの振る舞いを求められることもあるんですけど、全然的を得てなくて、うざく感じるんですよ。ギャルって、ひとりひとり個性が違うし、偏見だけで中身を知ろうとしない人は、人生つまんなそうだなと思っちゃいます」
人の意見に左右されず、しっかりと自分の意思や軸を持っているみりちゃむさん。
こうした物怖せずしない姿勢が存分に発揮され、肝っ玉の強さを世間に知らしめたのが佐久間プロデューサー(以下、佐久間P)のYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」内で企画された口喧嘩オーディションだった。
佐久間Pと対等に張り合う口喧嘩が予想以上の大反響に
「そっちから名乗れよ」「語彙力なくない?」「おじいちゃんなんじゃない?」
大御所プロデューサーを前にしてもお構いなしに罵倒する姿は、TikTokで大きなバズを起こす。これがきっかけとなり、みりちゃむさんの口喧嘩企画は同チャンネルの定番となり、毎回、100万再生以上されるほどの人気コンテンツに成長した。
なぜ、あそこまで堂々と口喧嘩できたかといえば、「佐久間さんのことは番組に出る前まで知らなかった」とみりちゃむさんは言う。
「大御所プロデューサーとか全然知らなくて、ただのおじさんかと思っていました。逆に何も知らない状態でオーディションに出たのがよかったのかも」