指にはめる食べ方が生まれた意外な経緯
多彩かつ個性的な味を世に送り続けてきたとんがりコーン。味の豊富さと同様にその食べ方も人それぞれだが、とんがりコーンを指にはめて食べる食べ方は最もポピュラーなのではないか。
今では誰もが当たり前にやっている食べ方だと思われるが、ハウス食品にそのことを尋ねると、意外な答えが返ってきた。
「実は発売当初からハウス食品としては、指にはめる食べ方を提案したわけではありません。当時のCMでは、とんがりコーンを指にはめるのではなく、人差し指と親指でつまむ食べ方をタレントさんに行っていただいておりました。発売以降、お客様の間で指にはめる食べ方が醸成されたものと考えています」
公式が想定しなかった食べ方が今では普通に受け入れられている現状は、よく考えてみたら不思議な出来事である。味や食べ方などとんがりコーンを取り巻く歴史、文化は、我々消費者とともに歩んできたと言えるかもしれない。
「45周年を迎え、長くブランドを維持できているのはお客様のおかげです。みなさんに楽しんでもらえるよう、引き続き愛される商品を作れるよう、社員一同がんばってまいります!」
取材・文/文月/A4studio