ビーチウォークの新しさは、左右同じ形をしている日本の草履をそのままゴム製にしたわけではなく、左右の足形に沿った形状としたところ。
また、履きやすさ、歩きやすさへの配慮から、ソールをフラットではなく、踵部分を2mmほど厚くした。
つまり、現在のビーチサンダルに見られる基本的な特徴は、早くもこのときに考案されたのだ。
1953年にはハワイで10万足を売るなど、一大ブームを築いたビーチウォークだが、現在は廃盤になっていて、入手することはできない。
僕が買ったブルーダイヤは、そのビーチウォークをベースにして改良された、国内販売用の日本人向けである。
ブルーダイヤの発売は1955年。以来70年近くの間、製法やデザインをまったく変えずに販売し続けているというから驚きだ。
今や世界中でセレブも愛用するハワイアナス・TOPももちろんいいのだが、内外ゴムのブルーダイヤは、ローカルな日本人魂に訴えてくるような良さがある。
ノスタルジックなデザインの付属手提げバッグから取り出し、手に持ってしみじみ眺めてみると、はるか昔となった自分の小中学生時代が脳裏に蘇る。
あの頃も夏になるとビーサンばかり履いていたけど、あれはこのブルーダイヤ(あるいはその類似品)だったんじゃないかなあ?と思えるのだ。
鼻緒やソール表面のウネウネとした模様には、絶対に見覚えがある(ような気がする)。
ともあれ、今年はこれからハワイアナス・TOPと内外ゴム・ブルーダイヤを交互に履き倒すつもりです。
優劣をつけても仕方がないけど、どちらの方がより自分にしっくりきたか、その結果は10月上旬ごろお伝えできると思う。
果たしてそこまで求めている人がいるのかどうかはよく分からないが、結果発表を待て!