「コストコで買うのがオススメですよー」。

僕がコストコホールセール川崎倉庫店で目撃したのは4月中旬のことなので、この文章が公開される時点や他の店のことは保証できないのだが、ブラック・ネイビー・ホワイトのTOPと、女性向けの細い鼻緒を持つ「SLIM」というモデル(SLIMはブラック・ホワイト・グレー・ピンク・ブラウンの5色だった)が大量入荷していて、壁のようにうずたかく陳列されていた。

元祖ビーチサンダル対決。ブラジルのハワイアナス製か、日本の内外ゴム製か_e
4月13日のコストコホールセール川崎倉庫店、ハワイアナス売り場

TOPの値段は税込1198円。
これはネット通販でも店頭でも見たことがない、なかなか驚きのお買い得価格である。
同志よ、コストコへ急げ!
まだあるのかどうか、保証はできぬが。

元祖ビーチサンダル対決。ブラジルのハワイアナス製か、日本の内外ゴム製か_f
我が家は家族3人分、色違いで買いました

ハワイアナスに先駆けること10年、日本で開発された元祖・ビーチサンダル

さて。
ということで、ハワイアナス万歳!で本稿をまとめてもいいのだが、愛好家のプライド(なんじゃそりゃ!?)にかけて、「いつかは履かねばならぬ」と考えていたビーサンのことも、しっかりご紹介しなければ。

兵庫県明石市に居を置く1913年創業のゴムメーカー大手・内外ゴムの「ブルーダイヤ」である。
先ほどハワイアナスを紹介する際、1962年に発売されたビーチサンダルが、現地では驚きをもって迎えられたと書いたが、日本では、戦前よりビーチサンダルに近い履き物が存在していたという。
鼻緒を持つ草履型で、水濡れに強いそのゴム性サンダルは、一般的には「ゴム草履」と呼ばれ普及していた。

内外ゴムの技術者・生田正太郎は1952年、アメリカ人工業デザイナーであるレイ・パスティンと手を組み、パスティン考案による“進化型ゴム草履=世界初のビーチサンダル”の製品化に成功した。
ハワイアナスがブラジルでビーチサンダルを売り出す10年前のことである。
そのファーストプロダクツは「ビーチウォーク」と名付けられた。