運命のライブで大爆笑!すると光代社長が…
ダンシング☆谷村さんにとって、これはもう人生のトライアウト。しかし、当日、ライブ会場に3時間も前に入って準備していたら、太田光氏がやってきてこう言った。
「『悪いな。社長の機嫌のいいときにくさどのこと話したけど、[なんで60超えたオッサンつれてきてんの、いい加減にしなさい!]ってめっちゃ怒られた。俺のできるのはここまでだ。ウチの社長はお前みたいな“墓場芸人”はキライなんだよ』って(笑)。本番1時間前にですよ!
それから手土産のアップルパイを持って光代社長の控室に挨拶に行ったものの、テレビで見る社長そのままで……、ビビっちゃって『アップルパイどうぞ』しか言葉が出なかった。ボクは元来人見知りだし、権力には弱いんです。
ところがもうこれが最後か、と思いながらステージに出たら、めちゃくちゃウケたんですよ!
エンディングでハライチさんにいじられたときも、『もうこれで人生おわりだ』って気持ちで強気でいったら、またまたウケて爆笑をもらった。
終わったあとに光代社長がいらして、『わかりました、お話を聞きましょう』と」
昨年8月の暑い日。タイタン社長とジンセイプロ社長兼ものまね芸人との面談が実現した。
「思いのたけを話しました。芸人人生最後にタイタンで高みを目指したいんだって伝えました。そうしたら『あなたの業務提携はいいわよ』となったんです。僕、さらに調子のって、『お笑い芸人に戻りたい』って言ったら、光代社長が『いいわね! 面白いことやりましょう。じゃあスクール(「タイタンの学校」)からいきましょう! 特待生で!』と。側近のスタッフは慌てふためいていましたけれども、あっという間に9月から編入することになったんです」
その経緯については、TBSラジオの「爆笑問題カーボーイ」で語るほど太田光氏も喜んでいたという。