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能登半島地震で倒壊した五島屋ビル。地震発生から半年が過ぎたが、いまだにビルの解体作業は進んでいない
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インタビューに答える楠健二さん
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現場と同じ町内に住む女性(30代会社員)によると、五島屋ビルについては「仕事だけに使用していて、もともと人は住んでいなかった。すぐ隣にある3階建ての自宅が、五島屋の社長の住宅だった」という(写真/幸多潤平)
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隣接する町内会の男性(74)は、倒壊した五島屋ビルの安全性について、「2〜3ヶ月前に市の職員から取り壊しについていろんな意見があったが、それに対して『通学路を確保する必要がある』と話した。壊れたビルの一部が道路までせり出しているので、もし後ろから車が来た場合、大変な事故になる可能性もある。子どもは後ろ見ながら歩かないし、いきなり飛び出すこともあるからとても危険」と指摘する
(写真/幸多潤平)
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現在、楠さんは神奈川県川崎市で居酒屋「わじまんま」を営業している
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五島屋ビルに関して、近隣住人に輪島市に対して何か要望はあるか聞いてみたところ「倒壊したビルの前は幹線道路になっているので、個人的には早く撤去をしてほしい」と話す(写真/幸多潤平)
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株式会社五島屋の代表取役社長・五嶋躍治氏に電話で話を聞いてみると、取材は受けられないとしながらも、解体作業の時期については「ビル倒壊後は国土交通省建築研究所に入ってもらっている。公費解体は申請していて、あとは市役所が処理していると思うが、いつ解体されるかはわからない」とした。また、遺族との話し合いに関しては、「代理人弁護士を通しての話し合いになっていますので、一切取材は受けられない」とのことだった(写真/幸多潤平)
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危険なのは、倒壊した五島屋ビルだけではない。周辺を歩くと、至るところでマンホールが歩道から飛び出していたり、歩道自体がガタガタで歩行困難になっていたりする場所が多い(写真/幸多潤平)
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幹線道路など、地震発生直後から比べればよくなった部分もあるが、それでも震災から半年経過した今でも、多くの道路がガタガタなままだ(写真/幸多潤平)
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「悲しみは癒えないけど、何かをやらなきゃ始まらない」と語る楠さん
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