コロナ禍での就活と会社員時代を経て、ウェザーニュースへ

――魚住さんはどういった時間帯の番組をいまはご担当されているんですか?

魚住茉由(以下、同) 「モーニング」(午前5:00〜8:00)から「アフタヌーン」(午後2:00〜5:00)までの番組に出演しています。基本的には午前の時間帯の番組に入ることが多いですね。各番組のメインキャスター以外に「旬食ハンターウオズミ」というライブ配信や、「100年天気予報」というコーナー的な番組も担当しています。

――“朝組”と呼ばれるチームのようですが、日によって早朝の番組も夕方の番組も出演していると、生活リズムが大変そうですね。

慣れるまでは大変でした。夜に外出することがなくなって、たまに夜の電車に乗ると混雑ぶりや乗客の層の違いにびっくりします(笑)。「モーニング」は通勤・通学前に天気を確認される方が最も多い時間帯なので、スムーズにお天気をお伝えするように、少しでも笑顔で1日のスタート切ってもらいたいという気持ちで臨んでいます。

取材中の魚住茉由 (撮影/矢島泰輔)
取材中の魚住茉由 (撮影/矢島泰輔)
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――魚住さんは地元・名古屋で約2年の会社勤めを経て、ウェザーニュースに転職したとか。採用オーディションに挑戦したきっかけは?

24歳の誕生日というタイミングで、今後の仕事について考えていたとき、ウェザーニュースキャスターの採用募集がその前日から始まっているのを偶然見つけて。勝手に運命を感じたんです。

――テレビのお天気お姉さんに憧れていたそうですが、当時から「ウェザーニュースLiVE」はよく視聴していたんですか?

もちろん観ていましたが、切り抜き動画のほうが正直よく観ていましたね(笑)。もともと就活では航空業界を志望していたんですが、コロナ禍で採用が止まっていて、新卒では全然違う業界の会社に入ったんです。オーディションに応募した頃はそうした企業が採用を再開し始めたタイミングで、新しい挑戦をしてみようと考えていた時期でした。

――幼少期から空を見るのが好きで、ずっと空に関わるお仕事がしたかったんですね。

昔から空を見ることが大好き。空を見ると心が落ち着くというか。ウェザーニュースでは秋などに「何かに見える」雲をサポーターの皆さんにリポートしていただくんですけど、小さい頃からそういう雲をよく見つけて親に報告していました。