もうひとつのミリメシもやっぱり美味かった

僕がこの旅に持ってきていたミリメシは2種類あったため、もう一方を最終日の1月22日、山中湖の湖畔で昼食として食べた。

真冬の車中泊の旅―四国のど真ん中で食べた初めての“ミリメシ”が五臓六腑にしみたワケ_8
山中湖畔で第2回目のミリメシ準備

こちらは「豚肉と里芋煮」。
3袋に分けられたレトルトパックを、例によって発熱剤で加熱し、皿の上にあけてみると、白飯と山菜飯という2種のご飯、そしてメインディッシュの豚肉と里芋煮だった。
山菜飯というのは味付きのおこわのようだ。

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非常用糧食「豚と里芋煮」

やはり多めの米にムムムとひるんだが、食べてみるとやっぱり美味い!
煮汁も絡んで無闇に美味しくなっている大量の米は、糖質制限でやや飢餓状態の僕の五臓六腑に染み渡った。

日本人は米を食っているときが一番幸せなのかもな。
もちろん、メインディッシュの豚肉と里芋煮の味もバッチリだった。

野外で食べていること、それにダイエットの食事制限の合間に食べているというアドバンテージを差し引いたとしても、本当に美味しかった。
日本のミリメシ、最高です。

そして僕の車中泊旅日記は続きます。

写真・文/佐藤誠二朗

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「うまいうまい」とミリメシを食べる僕を見守る白鳥
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