「目の前にいる。そばにいる」という感覚

「重視されるのはルックスよりも……」「カップル成立は75%?」最先端のVRマッチングアプリ、『Memoria』。メタバース空間だからこその内面重視の出会いに期待はできるか_3
『Memoria』の参考画像。プロフィールやサイコロなどが会話のきっかけとして用いられる

――メタバース空間でのコミュニケーションと、電話やテレビ電話などの違いはどんな部部分でしょうか?

メタバース空間では、アバターの距離が近くなると声も近くなるし、だからこそドキドキもする。「本当にそこにいる」感覚があるんですね。

コロナ禍で「ZOOM飲み会」が流行りましたけど、あれって、お酒を飲みながら画面上で繋がっているけど、そばにいる気はしないし、どこか気を使う。「実際の飲み会とは違うな」と、多くの人が感じたと思うんです。

『VRChat』の中には、飲み屋横丁のような場所があって。VRヘッドセットを着けて実際にお酒を飲みながら、夜な夜な人が集まって、ワイワイ楽しむ文化があります。現実世界で言えば、居酒屋で隣の席の人たちと仲良くなって喋るような感じです。

そのVR飲み会とZOOM飲み会の違いは、「目の前にいる。そばにいる」という感覚の違いだと思うんですよね。

――没入感や臨場感が特徴なのですね。それ以外の違いはありますか?

あとは、マッチングアプリで知り合った二人が電話で仲良くなろうとする場合、「今日こんなことがあったよ」とか、「僕はこういう経験をしてきた、こういう人間だよ」という過去の振り返りがメインになりますよね。

メタバース空間では、一緒にジェットコースターに乗ったり、車でドライブして水族館に行ったり、という体験が可能なんです。『Memoria』の名前の由来にもなっているんですけど、メタバース空間では“一緒に思い出を作れる”から、その思い出を二人で共有できます。

“デートまでの繋ぎとして”ではなくて、VRのコンテンツ自体がデートになる。そこもソーシャルVRの価値だと感じています。