マッチングアプリの使用率は、体感80%! その背景には……。
5人に1人がマッチングアプリで結婚すると言われる時代。では、恋愛を楽しむ若者たちは、どのような出会い方をしているのだろうか。マッチングアプリは実際に使う? SNSではどんなふうに出会う? 「合コン」は死語? リアルな実態を知るべく、Z世代の女性3名が集まった。
——そもそも、Z世代はマッチングアプリを使ってるんですか?
工藤 私はジェンダー問わず、友だち探しに使ったりしていました。個人的な感覚ですけど、「使ってる」って公言してる人は50%くらいの印象。でも、こっそり使っている人も含めたら80%くらいいるんじゃないかな??
ナイマ アプリをダウンロードしたことなら誰もが一度はありそうだよね。罰ゲームっぽいノリで遊びで入れることもあるし。そういえば、昨日もマッチングアプリで出会って失恋した友だちを慰める会をしてました!
阿部 私は結構長く付き合ってる彼氏がいるから使ったことないんだけど、周りを見れば、最近みんな普通に使ってますよね。やっぱり、コロナ禍で使う人が増えた印象です。
工藤 正確には、コロナ前まではこっそり使うものだったけど、コロナ以降は堂々と使うものに変わった、って感じしない?
阿部 そうかも。なんでだろう??
ナイマ やっぱりコロナの影響はあるよね。授業もずっとリモートだし、サークル活動もない。新しい出会いがない状況の中で「誰かと出会いたい」と思うことって何も恥ずかしいことじゃないから、みんなが当たり前に使うようになったんだと思います。
コロナ前から使っている人間からすると「あれ? なんか急にイケメンが増えてきた!?」って感じで、ユーザー層の広がりを感じました(笑)。
阿部 確かに、カップルの「コロナ別れ」も多かったから、それを機に始めた人もいそうだね。
工藤 もうひとつには、私たちの世代にとって一番メジャーなマッチングアプリ「Tinder」が、新しい視点の広告を出したこともあると思います。恋愛に限らず、同じ趣味や価値観を持つ人同士で自由に繋がろう、というメッセージを打ち出してから、友だちづくりや就活でマッチングアプリを入れる人が増えた印象がありますね。
広告キャラクターに水原希子さんとかを起用したのも大きい気がする。私も社会課題に興味を持つ人や、外国語を学べそうな人との出会いを求めて入れていました。
阿部 あの広告、すごく印象に残ってる!
ナイマ でも、親世代は全然価値観違うよね。少し前に実家でTinderやってたらスマホを覗かれて「出会い系なんて危ないからダメよ!」ってお母さんに注意されました(笑)。