「適当でいいよ」「なんでもいいよ」はNG

職場で嫌われる人が無意識にやっている4つのヤバい言動を好印象に変えるカンタン習慣_4

嫌われる人が無意識でやっているヤバい言動2つ目は「適当でいいよ」という言葉です。

例えば誰かとご飯を食べに行くときに「何が食べたい?」って聞かれて「適当でいいよ」って答えたとします。
「なんでもいいよ」「どこでもいいよ」など、「適当でいいよ」というのはいろんなと場面で使えるし、相手への配慮だと思い使っている人がいると思います。しかし、それは思い違いなんです。

「適当でいいよ」ということは、相手に何かを決めてもらうということにもなりますよね?

人間は何かを決断するとき、「ウィルパワー(Will Power)」という力を使っています。「ウィルパワー」は、エネルギーなので、使えば使うほど脳への疲労感がでてきます。ということは、決めることがたくさんあると、その「決める」という行為だけで疲れ切ってしまうのです。

「適当でいいよ、何でもいいよ」と言って、相手に決定権を委ねてしまうと、相手ばかりがウィルパワーを使うことになり、どんどん疲れていってしまいます。そのため「この人といると、なんだか疲れる…」と思うことが増えていってしまうのです。

これは職場だけでなく家庭でも重要なことです。奥さんから「今日の晩ごはん何がいい?」と聞かれて「なんでもいいよ」と答えている旦那さんは、今日から「適当でいいよ」ではなく、ざっくりでも具体的な希望を答えましょう。

「今日の晩御飯なにがいい?」と聞かれたら、例えば「焼き魚か生姜焼きが良いかな、逆に何がいい?」と返すのはどうでしょうか? これだったら、相手の気持ちも尊重してるし、押しつけにもなっていません。

もし、奥さんの気持ちが焼き魚でも生姜焼きじゃなかったとしても、「君はどう?」と聞いているので、奥さんも自分の意見が言いやすくなります。二人で話し合って決めたメニューに落ち着くわけです。

このように相手も意見が言える余白のある伝え方は、人生の中でとても大切です。

具体的なメニューを思いつかなければ、「さっぱりしたものがいいな」とか、「米系がいい」「麺系がいい」など、抽象的に答えてもよいと思います。できるだけ自分の意見を言うようにしてみてください。

そうすると、相手と良い関係を長く続けることができますよ。