後編 「性癖は自由!」『来世ちゃん』ヒットの秘密へつづく

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「性欲が強すぎて小5のときにセルフ処女喪失してるんで(笑)」

こじらせ、猟奇、依存…性癖満載ラブコメドラマ『来世ではちゃんとします3』の舞台裏【原作者×プロデューサー】_1
ドラマプロデューサーの祖父江氏(左)と原作者のいつまちゃん氏(右)
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――お二人は原作者とプロデューサーという間柄ですが、日頃から交流もあるのでしょうか?

祖父江 原作者の方と密にやり取りさせていただくことはあまりないのですが、いつまちゃんには、ドラマの打ち上げにも来ていただいたりして、仲良くさせてもらっています。
私がParaviでやっている『喋ってお焚き上げ』というトーク番組のゲストにきていただいたこともありますよね。

いつまちゃん 膣レーザーの話をしました(笑)。

祖父江 ご自身の体験を交えた美容整形の話をしてもらって。あれは、面白かったなぁ。

いつまちゃん 描いてる作品が作品なので、いまさらカマトトぶっても仕方ないですからね。これも番組内で話したのですが、性欲と好奇心が強すぎて小5の頃にこっそりバイブを買ってセルフ処女喪失したりしてるので。
実は『来世ちゃん』って、すごくマイルドに書いてるんですよ。「幸せにしてあげて」とか「可哀想」って、よく言われるんですけど、私からすると「こんなん幸せやんけ」って思うことも多々あります(笑)。

祖父江 そうですよね。セフレが5人もいて、本命彼氏もできて。あと、職場に恵まれてますよね。ブラック企業だけど、人間関係だけはいい。シーズン3が発表されたときも、「あのメンバーにまた会えるのがうれしい」って感想が一番多かったんですよ。

いつまちゃん 嬉しい反響でしたね。作品内で描かれるスタジオデルタは、CG制作プロダクションという性質上サービス残業が多いブラックな職場なんですが、社員がみんないい子で人間関係がとてもいいんですよ。
「自分もデルタで働きたい」って感想もちらほらあって、人生における悩みの大半って、やっぱり人間関係なんだなぁってしみじみ思いました。