「パワーならビスブラ、切れ味ならニッ社」

ロングコートディが語るキングオブコント2022「ビスブラ、ニッポンの社長、僕らの3組から優勝者が出ると思ってました」_2

――準決勝は決勝ほどネタ順は意識しないものなのですか。

 いや、意識しますよ。2日に渡って行われるので、やっぱり初日に自信のある方をぶつけます。「昨日よかった」という印象は大きいんで。それだけで2日目もウケやすくなりますから。

初めて準決勝に進んだ組とかも顔見世として、1本目に強いネタを持ってくる。どこの組も初日に強い方のネタを持ってきてるんじゃないかな。だからこそ、こっちも初日に強いネタを持っていかないと見劣りしてしまう。

――ファイナリストが発表された日、大阪吉本の同志であるニッポンの社長とビスケットブラザーズと一緒に食事に行かれたとか。大阪吉本では、若手のトップ組と言ってもいい3組ですが、仲間であると同時にライバルでもあるわけですか。

 それはめっちゃ思いましたね。特に今大会は、この3組の中から優勝者が出るだろうなと思っていました。どういう展開になっても、それぞれにストロングポイントを持っているコンビなので。

最近、パワー系のコンビが強い印象がありますけど、パワー系の大会になったら、ビスブラ(ビスケットブラザーズ)には敵わないなと思うところもありますし。

堂前 迫力がありますよね。顔とか。

兎 見た目も大きいし、芝居もでかい。あと、声もめちゃくちゃいいんですよ。

――ニッポンの社長のストロングポイントは。

兎 ボケの切れ味勝負みたいになったときに、ニッ社(ニッポンの社長)以上のところがおるのかな、って。

堂前 潔いですよね。

兎 ネタを考えている辻が、好きなことだけやってる潔さみたいなものがあるよな。他の人には思いつかない発想。だからボケも強い。