賞レース常連・ニッポンの社長の勢いが止まらない

「キングオブコント」3年連続ファイナリストの称号を持ち、ネタがおもしろいことは既に周知の事実のニッポンの社長だが、まだ大阪を拠点にしているため全国区のテレビに出ることは少ない。

長身イケメンの辻さんとずんぐりむっくりのケツさんのコントラストは、コンビとして申し分なく、特にケツさんのキャラクターは唯一無二だ。基本的にイジられキャラなケツさんなのだが、一度スイッチが入ると止まらない「悪口芸」は圧巻。

ニューヨークのYouTubeチャンネルに公開されている『【芸人トーク】ニューヨーク×ニッポンの社長 ケツ大暴走SP』の動画で、ダブルアート真べぇさんの悪口が止まらなくなったのは、本当に衝撃的だった。かつて見たことない芸当だし、見た目のせいか悪口もそこまでキツく見えないという意味でも、かなりテレビ受けしそう。

YouTubeチャンネルが大バズ・きしたかの

お笑いファンの間では、2022年にすでにブレイクしたと言っても過言ではない。そのきっかけとなったのは、YouTubeチャンネル「高野さんを怒らせたい」。同チャンネルは「おもしろい」という理由だけでバズり始め、100万回再生を超える動画も出てくるなど勢いが止まらない。

さらに『チャンスの時間』(ABEMA)では、日本最速で新作iPhoneを手に入れるために高野さんが4日間 Apple Storeの前で野宿を敢行する企画「高野のiPhone」が放送前からTwitterトレンド入りを果たすなど話題となった。

2コンテンツとも「キレ芸」を得意とする高野さんに対するドッキリ企画で、同じ事務所の先輩である出川哲朗、狩野英孝、三四郎小宮という「マセキ三兄弟」に続く「四番目の弟」としてテレビが放っておくはずがない。ドッキリを食らっても「キレる」という手法でリアクションをするので、あまりかわいそうに見えないというのも、テレビ局側が「ドッキリをかけやすい」理由になるかもしれない。

言うまでもなく、きしたかのはネタもおもしろい。それゆえ、あまりドッキリばかりの露出になってしまっては不本意だけど、入口としてはわかりやすいので、ドッキリをきっかけに彼らのおもしろさが世間に伝わってほしい。