女性がメンズクラブを使うのは全然アリなのだが
女性がメンズのゴルフクラブを使うことは全然珍しいことではない。
女子ゴルフ仲間のなかでも、背が高かったり、パワーがあったりするメンツはメンズのクラブを使いこなしている。
かくいう私もグローレF2のRシャフトのメンズドライバーを愛用していたことがある。
このグローレF2ドライバーは一時期女性ゴルファーの間で大流行して、今でも中古市場ではそこそこ値崩れしていない逸品だ。女性でもグリップをギリギリ短く持ってコンパクトに振ると、力強い球筋のティーショットを生み出せると評判だったのだ。
だが、今回のステルス グローレはそれとはまったく違う手ごたえ。
もちろんスペックもろもろが進化、変化していることもあるのだが、ブーンとヘッドで弾き飛ばす感覚は初めてといってもいい手ごたえ。
この日はホームコースでのラウンドだったのだが、半分以上のホールでこれまでのティーショットの最高飛距離を上回る結果となった。
とはいえ、シャフトが初めてのSであるせいか、出球がやや右であることに変わりはなく、ティーグラウンドではやや左を向いて構えるという、変則的な打ち方である。
これは、あまりよろしくない。
けれどこの日一緒だった何度もラウンドしたことのあるベテランゴルファーの男性からは
「こんな飛球で飛んでるのは見たことないよ。このヘッドでシャフト変えるか、練習して慣れるかして、がんばって使いこなしてみたら?」
という言葉も。
うーん、迷う。
実は、女性ゴルファーがメンズのクラブを使用することには賛否両論ある。
「そもそも、女性と男性の体格やパワーを考慮して制作されているのですから、女性は女性用を使ったほうがいいんですよ」
とは、この春出向いたゴルフショップのフィッターのアドバイスだ。
その助言とコンピュータによる診断結果のもと、私はそれまで使っていたゼクシオ11のメンズドライバーから、某メーカーのレディースクラブへと買い換えたばかり。
でもそのニュードライバーと比較しても、最近愛用中のステルス グローレのレディースと比較しても、このメンズドライバーでの飛距離は20ヤードは出てる。何しろランが出る。
ティーショットでこの差は大きい。
たかがギア、されどギア。
どちらを採用しようか、悩みは尽きず、それもまた楽しきゴルフライフなのだ。