漫画家デビューして10年で稼いだ額は?

――「こういう企画をやりたいんです」と提案して、通ったら実際に動くような?

提案もしなくて、言われてやるだけです(笑)。だから、『電波少年』なんですよね。
『群馬県ブラジル町〜』の時は編集者さんに3か所くらい行き先を提示されて、その中からいちばんしんどくなさそうな場所を選びました。

――ちなみに、少々失礼な質問ですが、いまは漫画だけで生活ができているんですか?

全然食べれてないですよ(笑)。ぶっちゃけると、デビュー作が出版された2日後に父が他界して、その時に入ってきた遺産を食いつぶしながらやってきました。僕が漫画家デビューしてちょうど10年なんですけど、この10年の生活費は自分の印税と原稿料をギュッとしたら4年分くらいで、あとの6年分は父の遺産ですね。
ただ、この遺産がいま底をつきそうなんですよ。 だからみなさん、こんな僕ですが、ぜひ漫画を読んでください!

――これから先の人生の目標はありますか。

『くも漫。』のあとに彼女ができたこともあるんですが、いまはいなくて。でも、僕はまだ結婚を諦めていません。まだまだ目は死んでないですね。

――出会おうとする努力はしているんですか?

婚活パーティーとかはないですけど、顔が広い知り合いの飲み会に参加してがんばってはいます。なかなか上手くいかないんですけどね。

――それこそ、結婚まで行ったらまた一冊の漫画になりそうですね。

いや、それも言われれば全然やりますよ。なんなら、その依頼を機に本腰入れて婚活を頑張りたいくらいです(笑)。

取材・文/森野広明

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