自転車に乗るようになって、素の自分を出せるようになりました。

「漕げば漕ぐほど快感を得られるんです!」“萌え×燃え”のコスプレーガール・Hima_2

──そんなHimaさんがロードバイクに乗るようになって、現在はコスプレイヤーとローディーの二刀流で活動されています。

コスプレイヤーとしては、SNSへの投稿や撮影会で活動しています。ローディーとしては、「チャリ部」という“大人の部活”のようなイベントで副部長をさせてもらっています。

「チャリ部」は、自転車のライドイベントを開催されている方とタッグを組んで、誰でも参加できる自転車のコミュニティを作ることが目的の“部活”です。

ロードバイクだけに限定せず、「クロスでもマウンテンバイクでも、シティバイクでもいいよ。みんなで楽しもうよ。自転車は怖くないよ」って伝えたいんです。

例えば、先日開催した東京のナイトライドは、夜は一人で走るのが怖いという人を想定したイベントですけど、私たちが一緒に走って安全を確保して楽しんでもらえたら、その参加者が今度は友だちを連れてくる。そういう形を作ることができれば、輪が広がっていくんじゃないかって。

──コスプレとロードバイクには、それぞれ違う魅力を感じているんですか?

コスプレは、自分の好きなキャラクターになるのが最初はうれしくて、ただ衣装を着るだけで満足だったんですよ。

そこからだんだん写真として残したくなって、さらにこだわって「この作品のこのシーンだから!」ってロケーションを選んで撮影をするようになっていきました。そのなかで、カメラマンさんやコスプレイヤーさんとつながって、周りにどんどん人が増えていった感じです。

一時期は男装しかしていない時期もあったんですけど、かわいい系のコスプレもするけどかっこいい系もできるよってドヤりたかったというか(笑)。

そのギャップを自分で楽しんでいる部分があるので、今まで続けてきた理由の一つは、素の自分とは違う誰かになるのが楽しいからなのかもしれません。

──ロードバイクに感じている魅力は?

コスプレとは逆に、素の自分でいられることですね。コスプレは楽しいですけど、お仕事の場合はカメラマンの方などに求められる理想のイメージがありますよね。

私の場合は、女の子らしくてふわふわしているコスプレイヤーのひまちゃん像がある。だから、コスプレをする場合はそういう求められる自分でいようと思っています。

でも、それだけだと素の自分でいられる時間が少ないなと思って、何かもう一個趣味が欲しいとは思っていたんですよね。